ソニーがスマートフォン事業売却を示唆する記事で思う事

 1月13日付でロイター通信が「Sony CEO eyes options as pressure mounts on weak TV, mobile」という記事を掲載し、日本時間14日12時頃に私は知りました。
 ニュースはあくまでもロイターの1つのソースとして紹介されているに過ぎず、テレビ部門とスマートフォン部門の赤字について”売却もありうる”と紹介しただけに過ぎない。しかし、今のソニーならやりかねないという心配がツイッターのタイムラインに現れた、かく言う私もその一人。

崩れていくOne Sony

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2012年4月経営方針説明会で平井社長が掲げたスローガンが「社員と本気で一丸となってソニーを変えていく One Sony」でした。しかしその後もエレクトロニクス部門での赤字が多く、カメラ部門だけで支えている状態になった。
 One Sonyとは今や「一つの事(金融)しかできない」なんて私は野次ってますが、2014年にパソコン事業部をファンドに売却、テレビ事業部を分社化と1つ1つ剥がれ落ちていくのが現状で、ソニーモバイルも今年にメスが入ってもおかしくはないと思ってしまう。

Sony Ericssonからソニーモバイルへ

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 平井社長時代の2012年にSony Ericssonがソニーモバイルになった。スウェーデンの通信事業者Ericssonが持ち株をすべてソニーに売却した。インフラ会社のEricssonとして携帯端末開発に貢献できて居ないこともあり無駄な出資になっていたので売却は良い判断というのがEricssonに投資していた人たちの意見でした。それほど2012年頃からスマートフォン事業の先行き不安があったのかもしれません。

2013年は大黒柱、2014年はお荷物

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 おかしいのは、2013年にスマートフォン事業は黒字でソニーの大黒柱でした。Xperia Aが登場し、その後すぐXperia Zが登場するとiPhoneに売り場を乗っ取られた携帯電話売り場で久しぶりの存在感のある端末が登場し、ソニーは増収増でした。
 しかし、Xperia Z1、Xperia Z2と出して2014年になる頃にはモバイル事業赤字!株も無配当!なんて事に…。
 実際の所、販売台数は確かに減ったもののそこまで酷い減り方ではありませんでした。販売目標台数と経費が大き過ぎた。2014年は新興国向けに低価格帯に進出しその端末の開発費、宣伝費、製造費が経費にのしかかった。新興国にも行くから「5000万台は行ける!」と意気込んだもののローエンドは売れず、ハイエンド機であるXperia Zのモデルチェンジも初代のような起爆剤にもならず目標台数には全然届かない。
 ハイエンドからローエンドまでやっていたサムスン電子ですらローエンドで伸び悩んでいる時期にXperia Eなど新興国向けに出したのは裏目だった模様。

ローエンドは中国メーカーが強い?

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 やはりスマートフォンの話で一番のターニングポイントになる2012年の話ですが、中国に1つの携帯電話が登場した、Xiaomi(シャオミ) Mi2。2011年に初代モデルが登場し2012年くらいから存在が出てきたこちらのメーカー。2013年には「Xiaomi Mi2S」が中国市場で2位にランクインするほど。
 1年に1台しか出さない、端末設計生産は台湾、主要メーカーと同じパーツを使いつつ値段を低価格に抑える。そして既存メーカーの足枷担っている膨大な広告費も中国版ツイッターで口コミを利用するだけと、低価格ならとことん経費を抑えて行き今では中国のAppleなんて言われるほど。ローエンドとは書いたものの価格がローエンドなだけ、スペックを見ると…

2014年の「Xiaomi Mi4」も1999元

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 次に書くスペックはどの端末のものなのか?
  CPU:Qualcomm Snapdragon 801 (MSM8974AC)
  RAMメモリ:3GB
  本体メモリ:16GB または 64GB
  画面:5インチのフルHD IPS液晶
  カメラ:背面1300万画素(Exmor RS F1.8)、前面800万画素(E xmor RS F1.8)
 
 Exmor RSだしXperiaだ!って思った方残念Xiaomi Mi4です。CPUはXperia Z3、カメラモジュールはiPhone 6と同じ物でも1999元(3.8万円)。ローエンドに毛が生えた値段でハイエンドモデルと同じ性能が手に入ってしまう。果たしてMi4はローエンド機なのだろうか…。

 日本メーカーがスマートフォン事業から撤退が相次ぎ、ソニーモバイル、富士通、シャープだけになってしまった。ソニーモバイルには立て直しを頑張っていただきたい。今回はあくまでも危ないんじゃない?という記事でしたが、売却の噂にならないといいです。

まとめ

・ソニーはハイエンドだけでやった方が儲かる

・モバイル事業は黒字と赤字が紙一重

・中国ではローエンド価格でハイエンドモデルが買える時代

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