プロと対話して生まれた、タブレットPC『VAIO Z canvas』発表

 VAIO株式会社から5月21日に突然発表された「VAIO Z canvas」巷では「ソニー時代の最後の産物」とか「VAIO株式会社の最初のオリジナル商品」と言われているVAIO Z canvasが本当に5月中に発表されたことに驚きました。VAIO Zはどこまで行ってもソニー時代のVAIO Fit AをZ級のスペックにしたとしか思われないのでデザインとしてはVAIO株式会社の最初のオリジナル商品と言う気持ちもわかります。
 当初のプロトタイプから発売まで9ヶ月が経過しており、ツイッターでは若干冷めた意見もありましたが、今回も順調に納期が発売日より後になっているので会社の規模を考えれば、かなり売れている部類ではないでしょうか?

プロからの厳しい意見で作られたVAIO

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 今回のVAIO Z Canvasではソニー時代では無かったであろうプロトタイプの時点で発表し、イラストレーター、漫画家、アニメーター、グラフィックデザイナー、フォトグラファー、映像作家まで様々なプロと対話して生まれたと大々的に宣伝しているモデル。
 今までのWindowsタブレットと言えば8インチで安いモデルというイメージが強く、ペンタブといえばワコムというのが当たり前の時代が数年続いていましたが、あえてこのプロユースの製品を作った所がVAIOの挑戦です。

 ワイヤレスキーボードにすることで描画やレタッチの際にキーボードが邪魔にならない上、ショートカットキーを使う時は横においておけばいい。

そして全てが高速へ

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 12.3インチ3:2の比率なので直接の比較はどうかと思いますが、外寸が幅301.0 mm × 高さ13.6 mm × 奥行213.0 mmでVAIO Pro 11.6インチが幅285 mm x 高さ15.8 mm x 奥行197 mmなので縦横2cm大きくなった程度で13インチと11インチのちょうど真ん中。
 このサイズにMacBook Pro 15インチなどの大画面ノートパソコンで使われているQuad CoreのIntel Core i7 4770HQを搭載し、メモリは16GBで第三世代PCIe接続のSSD 1TBというモンスタータブレットにふさわしいスペックをツッコんできたのがすごいところです。

 しかしノートパソコンに1TBのSSDって言う時代なんですね3年くらい前は「SSDなんて容量少ないからまだまだ起動ドライブくらいしか無理」と言っていたのに、我が家のデスクトップはまだ128GBですよSSD。ヘタするとグラフィックボード以外VAIO Z canvasに負けてる気がしなくもないです。
 そしてSDカードスロットもUHS-IIと従来のUHS-Iより高速のものになりUHS-II対応SDカードなら高速で転送が可能になります。

ここが残念

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 1つ目はVAIO社が悪いということじゃなくてIntelの問題。元々VAIO Z canvasはBroadwell-Hを搭載すると宣言し5月発売になっていました。Intelもそれくらいで出荷する予定だったのですが、その後遅延しているようで、AppleのMacBook ProもHaswell-H搭載の廉価版の15インチを出すに留めていますし、BTOメーカーもそのような状態。
 今年の秋にはSkylake-Hが出るという噂もあるのでこのまま市場にでない可能性もあるのでしょう。Broadwell自体はグラフィック強化されており魅力がありましたが、動作周波数は下がってしまうので微妙な立ち位置です。VAIO Z canvasの発売を伸ばしてまで最新のCPUにしなかった、できなかったのが残念。(会計年度的に6月にある程度の売上も欲しいところ…。)

 2つ目は第三世代PCIe接続SSDの256GBがなかった事、当初20万円台後半と言う具体的な数字があり、こういう書き方は27.8-29.8万円くらいで発売が多いのですが発表されると24.8万円と言う脅威的な値下がりで喜んだのですが、メモリ8GBは覚悟できても通常のSATA SSD256GBと言うのは…。もちろん大容量の方がこのコンセプトに合っているので大量に購入する会社向けでもあるし、同人作家向けにもある程度安くしたいところが見え隠れしたSSDになってしまった。
 CPU自体が第四世代Core iシリーズで1モデルだけなのでCPU単価は若干値引き交渉できたのかもしれない。この価格は魅力的なものになっていると思う。
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