【改造日記】無線LANと液晶交換でVAIO Z11 (VPCZ1) を延命措置

 2010年3月に発売したVAIO Z11(VPCZ1)の液晶基板が故障した様のです。すでにVAIO Z canvasもありこれを遊び業務兼用にしようと思えばできます。
 しかし個人的にラップトップパソコンで最高の出来であるVAIO Z(VPCZ1)を延命して業務用として続行させようと思いあれこれ調べて修理しました。

 今回は液晶・無線LANモジュールの交換と個人が補修できそうな場所のパーツに関しての話をしてみたいと思います。

VAIO Z11の現状


 パームレストも色落ちして写真では見えないところに凹みがあったりしますが、天板にグロッシープレミアムカーボンを選択し、それが未だに綺麗な状態が自慢です。
 しかし、そんな自慢のパソコンの液晶がきっちり4分の1にあたる480px幅が正常に表示されない。起動直後は白くなるのですが、それ以外はずっと真っ黒なので液晶パネルが割れた感じではないのかなと修理するか悩んでいました。

 よく見ると関係ないところもドット抜けしており、直すならパネル全交換。3年保証ワイドも切れた今、メーカー送りにするとLCD交換5万円も取られる。
 さすがに5万円払うのは微妙と思い調べていると、液晶パネル自体発売していることがわかり、自分で修理する道を選んだ。

VAIO Z11の分解

 

 VAIO Zはアクセス方法が2段階あり、メモリを交換するだけの裏蓋を開ける方法、その他モジュール交換のキーボードを開ける方法。
 今回はそれのさらに上を行く液晶パネルの交換、今思えば液晶交換が一番解体する箇所が多いことをこの時は知らなかった。
 まずはメモリスロットの裏蓋。ここはネジ2本で止まっています。ネジの長さは場所によって異なるので間違わないように保存しましょう。わたしの場合は両面テープをダンボールに貼り付けて、ネジを同じ箇所に置く方法にしました。

 すべてのネジとバッテリーを取ると、今度はキーボードがカパッと外れます。バッテリー箇所に外す必要のないネジがありますが外しても問題ない。
 キーボードは邪魔なので中央にあるフレキシブルケーブルをロック機構はないので垂直に引き抜きます。

 ここからが大変。まずはCPU冷却ファンの上にある黒いマットテープをぺろっと剥がして出てくるネジを緩めます。

 次にD-Sub端子付近にあるマットテープもぺろっと剥がしてネジを緩めます。
 液晶が倒れないように手で持つか後ろに何か支えを入れておくといいと思います。

 無線LANモジュールから伸びるアンテナ線とその上にある有線LANケーブルが後々邪魔になるので外しておきます。
 また青い線のBluetoothケーブルとユニットも弾みで外れることがありますが後々つければいいだけなので気にしない。

 CPU冷却ファン側にはLCD信号線・電気線・無線LAN黒ケーブルが通っているのでこちらの取り外しは慎重に。
 シリンダー部分にネジが1本あるのでこれを取外してあげます。これ後でもとに戻すのでよく覚えといてください。
 外すとL側の金属の足だけが見えます。

 D-Sub端子の側のシリンダー部分にもネジが有ります。L側と違い無線LAN灰色線もそこまで複雑に絡んでいないのでやりやすいと思います。
 あとL側とR側でネジの種類がインチネジとミリネジになっているので間違えないでください。

 液晶パネル面は左右底部に1本ずつネジが止まっているだけであとはネジが無いのが驚きでした。
 画像はR側のネジですが結構薄いネジ。

 ここから、ネジがないので本当にビクビクしながら解体しました。一歩間違えればプラスチック部分がバッツリ割れるので慎重にどう進めていくか20分悩みました。しかも液晶パネルまでの信号線も電気線もくっついた状態のまま・・・。

 どうやら全周囲が爪だけで両面テープもない、薄いテレホンカードがあればいいのですが、手元にあったJRの切符を使うことにしました。上下方向は爪の外れる気がしなかったので左右から攻めて行きました。
 内側からフレームと液晶の隙間にカードを入れて押しこむ感じで行くとフレームが持ち上がるのでバチバチッと。

 左右が終われば上下方向が外れる。上なら上方向に、下なら下方向に少し力を加えるだけ。
 今回は失敗せず行けました、ここはみなさん慎重に行きましょう

液晶パネルの取り外しと付け替え


 そういえば、開封がまだだった香港から送られてきた液晶パネルを開梱。
 液晶パネルということでかなりしっかり保護されていました。

 ヤフオクでは12800円+1500円が多かったです。しかし全ての出品者が海外直接配送ということで輸入代行みたいな形になっていたのでebayで安いのがあるのではないかと探して見たところ。
 私の場合はnbkitが出品してたLT131EE11000(B131HW02)を78.98ドル送料無料で購入出来ました。eBayは「Global Shipping Program」という出品者支援サービスがあり送料と関税までebay提携配送会社が立て替えするサービスにより、本来かからない関税が「import charges」という項目で追加されている場合もあるので送料明細欄をしっかり読みましょう。
 7月24日現在ではヤフオクで買っても送料分くらいしか変わらない気がします。(私は送料分もケチるのでヤフオクでは買いませんが)


 製造世代が異なるパネルなので微妙に変更はあったもののサイズなどに問題はなかったので一安心。微妙な変更と言うか東芝が液晶工場をAUOに売却したという違いです。
 VAIO Z21(VPCZ2)と同じ液晶というのが面白かったですね。1年で液晶はそこまで進化しないということでしょうか。


 話は本体に戻り液晶パネルは背面に貼り付いておらずぺろっと外れます。

 信号線・電気線は裏面に絶縁テープで隠れていますが、剥がすと薄型コネクタが出てきます。
 青色基板が古い液晶パネルでなので新しい緑色基板の液晶パネルに移設する。

 組立工程が多いので保護シートをつけたまま組み立てなおし。
 手順は逆、上下を引っ掛けて、左右の爪を押し込むだけ。ネジ止めも忘れずに。

 分解時にも注意した液晶モジュールの足のネジ。L側がミリネジ、R側がインチネジです。

 L側のシリンダーは戻すときケーブルの取り回しに注意です。シリンダーの内側から外側に配線が伸びています。

 あとはガーッ足のネジ止めしてケーブルをはめ直して完了。

 そして電源投入。治った!治りましたよVAIO Z11が!!やりました!

 古い液晶パネルも並べて・・・。お前本当に薄いな。

【備考】無線LANモジュールの交換


 今年の2月にに無線LANモジュールが壊れたのでこれも実は交換していたまま記事にしていなかったので余談で。キーボードを分解する工程までは同じです。これ以上分解する必要もないのでキーボードを取り外さなくても平気。

 無線LANモジュールのケーブルを2本とも外し、ネジを緩めれば斜めに引き抜ける様になります。

 従来の無線LANモジュールはIntel『Centrino Advanced-N + WiMAX 6250』というWiMAX搭載型でしたが2015年9月から日本国内のWiMAXは次世代WiMAXに電波を明け渡すので低速になり意味を成さないのでWiMAXなしに変更。
 同じIntel製の『Dual Band Wireless-AC 7260 + Bluetooth』に変更。
 これにより最新の高速通信可能な11acになりました。20MHz帯域幅を2本束ねた11nを更に2本束ねた80MHzの幅広い帯域、情報量の多値化をした通信も可能に。
 「うーん…VAIO ZのBluetoothと無線LANモジュールのBluetoothでBluetoothがダブってしまった」と思ったのですがBluetooth4.0になったので古いBluetoothを潰すことにしました。

【余談】VAIO Z11の買えそうなパーツリスト

 ネットの海は広いので社内秘と書いてあるサービスマニュアルっていうのが落ちてることは多々あり、こういうのからパーツのどれを買えばいいのかわかる。
 サービスマニュアル自体はここには載せませんが、延命措置取りたい人が買いそうなパーツだけピックアップします。

部品 パーツ名 保守品番 備考
液晶パネル(フルHD) LCD LT131EE11000 A-1769-473-A 東芝製とAUO製があるがどちらでも可能VPCZ2と共有
液晶パネル(WXGA++) LCD LT131EE12000 A-1769-474-A 今回は登場しなかった1600×900ドットモニタ
無線LANモジュール Dual Band Wireless-AC 7260 + Bluetooth ▶Amazonで購入
SSDケーブル(LIF) FPC-209 1-881-492-12 QuadSSD標準SSDケーブル、LIFのSSDが最近は稀
SSDケーブル(SATA) FPC-217 A-1781-464-A マイナーチェンジ後存在したSATA用のケーブル
SSD 128GB MMCRE28GQDXP-MVB 1-857-576-11 1枚のSSDで2枚分構成されている特殊なもの
SSD 256GB MMCRE56GQDXP-MVB 1-857-577-11 1枚のSSDで2枚分構成されている特殊なもの

まとめ

VAIO Z11(VPCZ1)の解体は出来なくはないが液晶側のケーブルに注意が必要。
 パーツはまだオークションサイトで出品されているのでなんとかなる。ただ国内のヤフオクなどで買うよりebayで購入したほうが手間は掛かるが安く手に入れられる。
 SSDの故障の際は海外モデルにあったSATAケーブルを入手するのが一番楽かも、ただし動くかどうか保証はできません。

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6 thoughts on “【改造日記】無線LANと液晶交換でVAIO Z11 (VPCZ1) を延命措置

  1. とても興味があります。よろしければ画像をアップしてください。、わたしも、延命させたいです。

    1. やまおさん
      1ヶ月程遅れてしまいましたが、画像を再度アップロードいたしました。
      すでに遅かったかもしれませんね…。申し訳ありません。

      1. ありがとうございます。参考になります。
        私のゼットも延命して来月から現場に持ち込みます。

  2. 同じ機種を中古で入手しておりまして、WIMAX6250がつながらなくなり、交換について調べていました。当方素人なので大変参考になりました。ありがとうございました。
    Bluetoothのつぶし方は、コントロールパネルで無効にすればよいのでしょうか?

    1. じょー様
      コントロールパネルにあるデバイスマネージャーで
      FOXCONN-XXXXXXX-XXXXXXXと書かれたものを無効にすれば平気です。
      ただこれではタスクバー上では2つ表示され片方のBの文字が赤くなる程度なので、わたしは削除を選択しました。

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