第六回 自作パーツでNASを作る事に決定!パーツの選定を始めよう【NASを真剣に考える2016】

 『NASを真剣に考える2015』が気がついたら2016年になっていました。かなり放置気味のNAS記事ですが自宅のパソコンのHDDの1台が満タンになってしまい、HDDを買い増ししなければ行けない状態。ならば、このままNAS導入を決めました。
 ただ、この連載当時から言ってるお金のない私なのでNASキットでIntel CPUの物を買えません…。金が無いならIntel CPU諦めろと言われそうですが、諦められない!そこで自作パソコンのように自作NASを作っていきます。
 NASキットではATOMラインのIntel Celeron Nシリーズを使ったものが5万円台半ばからとなっているので何処まで安くできるかが勝負となります。

NASを作るのに必要最低限の一覧

・CPU・マザーボード
 頭脳がなきゃ体は動かないのでCPUを選ばなきゃいけないのですが、家庭用NASならそこまで高性能じゃなくても問題ありません。そもそもIntel CPUじゃなくても平気ですからね市販のNASを見ていると。そこで今回はIntel ATOM系列に当たるIntel Celeron Nシリーズが省電力設計なので最適化と思われます。全くもって速度にこだわりがなければRaspberry Piでも出来てしまいますからね、NASは。

・RAMメモリ
 作業台とも言われるメモリ、多ければ多いほど良いというのですが今回は予算がない上にゲームを動かすわけではないので最適な量を見つけたいと思います。OSを動かすだけなら1GBも要らないのですが、キャッシュとしても使えるので4GBくらい積んでおきたい所。ただ、SSDをキャッシュとして使えるという話も調べていたらあったので、キャッシュをRAMメモリとSSDでパフォーマンスがどう変わるのかが分からないが、ビデオのデータを移す場合も考えるとSSDキャッシュは魅力的なのかもしれない。

・HDD
 HDDの選定は『第五回 個人NASにWD Redは不要!?HDDを比較してみる【NASを真剣に考える2015 】』で既に終わっているのでお好きなHDDをお好きな容量で。
 HDDが1台満タンという状態でNAS立ち上げが急務なので1台のシングルボリュームからRAID1→RAID5→RAID6まで引き上げていこうと思っています。自作のいいところはHDDの台数に制約が少ないことですからどんどんぶら下げていけます。
 
・ケース
 実はこれが一番のネック。NASならばホットプラグ対応させたいのですが、NAS用小型ケースは出ては消え出ては消えの繰り返しで欲しいと思ったものが、もう売っていない事だらけ。そして価格が高価なのでNASキット並の値段になってしまう事もしばしば。

・電源ユニット
 ケースに付属していなければ電源ユニットも買わなければいけません。NAS用電源と言うのは売っておらず。300w程度の電源ユニットが一番安くてに入ります。HDDで1台10w…いや10wって古いHDDと思うレベルで今はもっと省エネです、それにCPUが6wなのでHDDが4台構成でも高く見積もっても46w前後となる。電源効率悪い…。もちろん電源ユニットが300wでも500wでも必要な電力しか消費しません。

CPU・マザーボード一体型のおすすめ品

 ARMアーキテクチャのマザーボードなどもありますが、やはり最初は慣れているIntel CPUにお世話になりたいと思います。今回紹介するモデルは始めから出ているIntel Celeron Nシリーズで2015年モデルのBraswell世代はN3000番台のナンバリングがされています。
 Celeron N3050・Celeron N3150・Pentium N3700が搭載されたマザーボードが日本で手に入りやすい省電力マザーボードです。既に2016年モデルになるナンバリングに+10されたモデルがメーカー出荷されているので新しい方が良いという方は待つのも一つの手かも知れません。少しだけ動作周波数が上がっています。
 NAS用のマザーボードの選び方のポイントとしては『mini-ITXの小型マザーボードでPCIeカードを使うならSATA端子4つの物』これが大前提です。もしPT3などで録画サーバーにもするのでしたら、確実にSATAに拡張性を残しておけるマザーボードがいいです。PCIeにSATAカードやSASカードを挿してもいいのならばSATA2つのもので大丈夫です。
 今回おすすめするのはこの3つ!

とにかく安く・SATA 2端子!

N3050B-ITX(L1)
 『ASRock N3050B-ITX』ASUSTekから分社化したペガトロンの子会社になったASRockのマザーボード。ASUS製品より1割ほど安い。このモデルはCeleron N3050(2コア2スレッド 動作周波数1.60GHz)が搭載されている。この世代の中では一番安い。拡張性は乏しくPCIeスロットとSATAが2端子。
 FreeNASならこのモデルでも良さそうです。

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電源アダプタ付属でSATA 4端子!

N3150DC-ITX(L1)
 『ASRock N3150DC-ITX』はCeleron N3150(4コア4スレッド 動作周波数1.60GHz)が搭載されている。SATA端子以外にもminiPCIeスロットが1本あるので拡張しようと思えばもう少しHDDを増やせる。
 このマザーボードの説明書によるとHDD4台まで書いてあるので、RAID5組むNAS用にはピッタリ。HDD 4台搭載時は別途19Vで90wあるアダプターとSATA電源ケーブル分岐が2本必要な模様。ただ取扱説明書ではHDD1台で15wの見積もりでした。最近のHDDの主流7w程度で考えると余裕がありそうですが、安心安定を考えるとほぼ同一構成の『ASRock N3150-ITX』で通常のATXやSFX電源を利用する商品の方がいい気がします。
 ただ、ケース内の排熱処理を考えるとDCの方が良さそうですけど。
 CentOSなどでTV録画サーバーを作る際には4コアCPUは強い味方。

【ツクモ価格】N3150DC-ITX ¥16,832
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PCIExpressは3本欲しい!microATXでもオンボード

N3150M(L1)
 『ASRock N3150M』最初から最後まで全てASRock製品に…こういうキワモノはASRockがやはり強い。
 microATXサイズなのですがSATA端子は2本と少ない。ただ、PCIe x1が2スロット、PCIe x16形状のx1が1スロットの合計3本のPCIe x1が備わってる。
 通常サイズのDDR3メモリが余っているなどという理由がある場合はこちらを選ぶといい。
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Pentium N3700はグラフィックスが強化

 動作周波数がちょっと向上してる程度で値段がそれなりにするので選考落ちです。普通のSkylake CPU+安いマザーボードでいいやってなる。

メモリは予算に応じて


 最新のDDR4ではなく従来通りのDDR3Lメモリになります。と言っても最近はDDR4とDDR3の価格は近いのでいつDDR4メモリになっても良さそうですけどね。
 メモリ量は1GBもあれば基本的なファイルには対応できますが動画ファイルを扱うNASにするなら最低でも2GBx2枚の4GB構成以上にしたいところです。これ以上になるとバッファのためにメモリ搭載するのもバカバカしいのでSSDをキャッシュに出来るNAS構築した方が経済的です。NASにだけ特化したOS『FreeNAS』でもSSDをキャッシュ扱い出来るそうなので、5000円程度のSSDを越えないくらい価格で収めておきましょう。

ケースはもう好きにしましょう

 NAS向けにHDDを大量に搭載でき尚且つ小型PCとなる筐体は2万円を超えてしまうので、ホットプラグ対応させたいと思う方は普通にNASキットを購入した方が安上がりです。3.5インチシャドウベイタイプでもスライドして取り外し出来るケースをチョイスするといいでしょう、ケースについてはこの商品がいいなどと紹介は出来ません、というのも1年程度でこの手の特殊PCケースは無くなってしまうことも多々あり探して紹介しても、1年後には無かったら意味ないので。

まとめ

 今回はNASとしてもサーバーとしてもある程度余力を持たせておきたいので私は『ASRock N3150-ITX(【ツクモ価格】N3150-ITX ¥10,979)』にメモリを『2GBx2』にします。1GBメモリは既に2GBメモリと同等の価格になっているのでわざわざ1GBを選択する必要も無い。ケースについては余っているVAIOデスクトップPCの再利用か安いケースになる予定です。

 マザーボード11,000円+メモリ4,000円+電源7,000円+ケース代で3万円以内で本体自体は出来上がります。NASキットでCeleron N3050搭載品は6万円、Celeron N3150搭載品は10万円するので半額以下で同等のスペックになります。もちろんNASキットならホットプラグ対応ですし専用のOSになって初心者にもわかりやすいので、その差額を時間を買ったと思えるならNASキットを購入した方がいいかな。

関連リンク

【NASを真剣に考える2015 】第一回 NASキットか自作NASどっちにするか?
【NASを真剣に考える2015 】第二回 NASキットのメーカーを調べてみる
【NASを真剣に考える2015 】第三回 どれが良い!?低価格NASキットを比べる
【NASを真剣に考える2015 】第四回 自宅に自作NAS構築した場合の価格
第五回 個人NASにWD Redは不要!?HDDを比較してみる【NASを真剣に考える2015 】

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