富士フィルムが中判ミラーレスカメラ「GFX 50S」を発表!

 フォトキナ2016で一番の話題とも言えたのは富士フィルムから出た新しいミラーレスカメラ。あるCメーカー好きだろう知らない人に「ミラーレスに力を入れる会社はすぐ潰れる」とNEX-5で撮影中に言われたことがありましたが、ついに中判カメラまでミラーレスの時代になりました。
 デジタル一眼レフ市場でほそぼそとしていたフォーサーズがマイクロフォーサーズシステムを発表しコンパクトながらレンズの交換ができるとレンズ交換式カメラの入門という位置づけで一般の人も飛びつくカメラ市場ができた。
 その後、国内でサムスン・ソニーが2010年にAPS-Cミラーレス機を発表し、2013年にはソニーが35mm判・フルサイズ機を登場させるなど、どんどんセンサーサイズが大きくなり、ついに2017年富士フィルムが35mm判・フルサイズ機より1.7倍大きい中判センサーを搭載したGFXを登場させることとなった。

中判ってなによ!

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 GFXで検索してきた方は知っていると思うので次の章まで読み飛ばして構いません。
 中判ミラーレスと言われてもピンと来ない方に説明しますと、カメラフィルムで一番使われていたのは35mm判(フルサイズ)と呼ばれるもので使い捨てカメラ全盛期の頃は何十本という単位の現像ネガ(印刷する前の素)が一般家庭に眠っていました。
 この35mm判(ライカ判・フルサイズ)より大きくしたのが中判。今回の富士フィルムが発表した「GFX」は127フィルムに近い4x3cm判(ベスト半裁)。中判と言われると120フィルムのロクヨンゴ(6×4.5cm)・ロクナナ(6x7cm)・ロクハチ(6x8cm)のサイズを思い浮かべるので、それから比べるとやや小ぶり。ペンタックス 645Zも実は127フィルム4x3cmのベスト半裁に近い数値で本当の645ではない。

 35mm判以下の様にレンズ設計を解像度を気にする必要がなく無理な設計をせずとも1画素の集光率が上がるので階調表現が遥かにいいんですよ。
 ただ、如何せんニッチなので本体価格が高い!現像代が高い!とフィルムの頃ならなりますが、デジタル時代には持って来いのサイズではないでしょうか。本体代高いですけど…。

富士フィルム GFX 50S

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 GFXでは有効画素数5140万画素の43.8x32.9cmセンサーを搭載しており、他社からの供給されるセンサーということでペンタックス 645Z同様にソニーからの供給されるものだと思われるが、X-Trans CMOSセンサーという名前になり富士フィルムが独自にカスタマイズしている可能性がある。
 アスペクト比は4x3cm判を最大サイズにして3:2、3:2、1:1、4:5、6:7、6:17なども選べる。
 新マウントであるGマウントはフランジバックが26.7mmで、センサーとレンズまでの距離バックフォーカスは最小で16.7mm。
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 EVFは別売でマウントシューに取り付けできる脱着式になっている。自由な角度にできるアダプターなども発売するようです。

Gマウントレンズ

・標準単焦点レンズ「GF63mmF2.8 R WR」(35mm判換算50mm)
・広角標準ズームレンズ「GF32-64mmF4 R LM WR」(35mm判換算25-51mm)
・中望遠ハーフマクロレンズ「GF120mmF4 Macro R LM OIS WR」(35mm判換算95mm)
・大口径中望遠レンズ「GF110mmF2 R LM WR」(35mm判換算87mm)
・超広角レンズ「GF23mmF4 R LM WR」(35mm判換算18mm)
・広角レンズ「GF45mmF4 R WR」(35mm判換算35mm)
 合計6本がまず登場します。ただフランジバックが短く中判としては小さいセンサー搭載のミラーレスなので社外製マウントアダプターが登場すれば古今東西のありとあらゆる中判カメラ用レンズが使える強みがある。
 そういう意味では中判ユーザーの中でソニーα7シリーズで起きたオールドレンズの再利用が始まるかもしれません。

【リンク】ニュースリリース判サイズの大型イメージセンサーと大口径レンズで圧倒的に高い質感、立体感、空気感を実現!
新ミラーレスデジタルカメラシステム「GFX」

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