連写10コマ・サイレントシャッター搭載 ミラーレスカメラの新基準『α7III』


 ソニーのフルサイズミラーレスカメラ『α7III』が発表、「フルサイズミラーレスカメラの新基準」と強いキャッチコピーを付けてきたあたりにソニーの自信を伺わせます。
 さて、既に発売しているα7RIIIやα9と比較してどこをエントリーモデルに落とし込んできたのか、気になるポイントをチェックしていきましょ。

α7RIIIと比較した性能は?


 何と言っても、驚いたのはエントリー機であるα7IIIは連射性能を7RIIIと同じ秒間10コマ/秒を実現、連写持続枚数はα7RIIIより画素数が少ないので倍以上となる最大177枚撮影可能となり、JPGEスタンダード撮影で17秒は息切れしないカメラとなった。17秒ってかなり長いです。100m走ならばスタートからゴールまでずっと連写し続けてもお釣りが来ます。ボルト選手に至っては更に80mは走ってもらえそうです。

 更にサイレントシャッターも搭載したため、演劇やレストランなど「カシャカシャ」し難い雰囲気のところでも撮影が可能になったのは、エントリーα7では初の機能。

α9と比較した性能は?


 驚きなのは裏面照射センサーになりα9と同じ2420万画素・ISO100-51200までのワイドレンジ、AFセンサーは位相差693点は同じですがコントラストが9倍以上増えた425点。位相差はα9と同じ、コントラストはα7RIIIと同じとトータルでは両方のカメラより上の性能となる。何だこれ…。
 これでいてソニーがカメラ屋カメラに殴り込んだ瞳AF機能ですよ?振り向いた瞬間でも瞳にピントを合わせ追随していくあの機能ももちろん搭載。AF-C設定なら秒間10コマすべて瞳にピントが合うと思うとポートレートには最高のエントリー機ではないですか。

 更に顔優先が入の時にAF-S設定だとシャッター半押しでも瞳AFが動作するようになりました。

あくまでもエントリー機落とし込まれた機能


 まず、電子ファインダーが約236万画素 XGA OLED Tru-Finder採用なので従来と変わらず、上位モデルの約369万画素Quad-VGA OLED Tru-Finderにはなりませんでした。
 次に背面液晶もやはり変わらず、約92万ドットの大画面3.0型液晶モニターで上位モデルの144万ドットにはなりませんでしたが、α7IIより進化してタッチフォーカス・タッチパッドに対応しました。
 手ぶれ補正も上位機種は5.5段階分の補正でしたが5.0段階手ぶれ補正となりました。
  またα7IIIにはα9やα7RIIIに付属していたバッテリーチャージャーBC-QZ1が付属しないということなのでご注意ください。
 急速充電チャージャーBC-QZ1は別売で購入できますが約1万円ほど…。

ここは同じ

 まずバッテリーが長時間撮影を可能にしたZバッテリーを採用、これによりミラーレスカメラでは最長の撮影時間を可能にしました。
 次にSuperSpeedUSBのUSB3.1 Gen1に対応、カメラからPCへの書き出しは従来のメモリーカードリーダーよりも高速になりました。
 さらにメモリーカードスロットは2スロット化!メディア間同時記録、リレー記録、振り分け記録、コピー可能なUHS-II対応SDカードスロットとSD/MSカードスロット
1枚満タンになったら自動で2枚目に保存などより便利な機能が搭載

まとめ


 エントリー機と銘打ってますが、もはやα7シリーズはエントリーなんてものではなく、全てがシリーズのトップですね。α9は高速連写特化・α7Rシリーズは高画素特化・α7sは高感度特化・α7はすべての美味しい所を摘んだ価格特化。自分が求める物を選べるのでどれを買っても後悔はしない最強の布陣が完成しつつありα7sIII(仮)が出ても高感度特化だけど画素数はやはり低いなどの制限が出てきそうですし、うまい戦略だと思います。
 それでいてまだ古いカメラも併売しているので、エントリー機と言うのは1つ前のモデルのことを指すのだと思う。数年後新モデルがでた時にこれが型落ちになったとしてもまだ他社がようやく追いつけた頃に価格が安くなっているはずなので、α7シリーズは数年は安泰でしょう。

『α7 III』ボディのみ 230,000円前後[公式ページへ]
『α7 III』ズームレンズキット 250,000円前後[公式ページへ]
高容量バッテリーNP-FZ100専用の急速充電チャージャー BC-QZ1[公式ページへ]

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