さよならデスクトップPC!DELL XPS15 (9570)はゲームもできるハイスペック

DELLの2018年モデル、New XPS15 (9570)を購入しました。DELLのPCを買うのはXP時代に1台買って以来なので15年ぶりくらいです。
今年はIntel Coreiシリーズ第8世代が登場し8000Hシリーズでは6コア12スレッドとなったり8000GシリーズではAMD Radeon RX Vega < GLグラフィック搭載など、CPUの進化が著しい。また去年発売したNVIDIA Gefroce 1000シリーズではデスクトップとノートパソコン用の区分がなくなり性能差がわずかになり、15インチクラスのPCにはGTX1050Tiが搭載し、2018年はノートパソコンの当たり年。

メインのノートパソコンとしてのXPS15


今までメインに使っていたVAIO Z(VPCZ1 2010年モデル)を置き換えてみました。サブにVAIO Z Canvas(VJZ12A1 2015年モデル)があったので、海外で既に販売中のXPS15 2-in-1(9575)待ちをせずに4K解像度とCPUのコア数とGTX1050Tiが選べるNew XPS15(9570)を購入。

スペック

DELLではカスタマイズ発注が可能なので好きなスペックで注文してみました。ただ、あれをつけたければこれを選べないみたいなカスタマイズなので少々オーバースペックに…。
4K・UHD解像度モニタが欲しかったのでCPU・SSD・メモリは固定となりました、結局自分が選べたカスタマイズはWindows 10 Pro64ビットと英字キーボードの2つだけ…後はDELLの言われるがままです。
CPUは第8世代Intel Core i7-8750H(ベースクロック2.20GHz・TBクロック4.10GHzの6コア12スレッド)、メモリはDDR4-2666 8GBx2となり昨年標準だったDDR4-2400よりもちょっと高性能な模様、外部グラフィックとしてNVIDIA GeForce GTX 1050Ti GDDR5-4GB。
ストレージはPCIe接続M.2 2280 SSD 512GBとSSDとしては大容量。いや最大で256GBしか使ったことがないので大容量とさせてください。

ディスプレイは15.6インチ 4K Ultra HD (3840 x 2160) InfinityEdge アンチ-Reflective タッチディスプレイIPS方式の液晶でAdobeRGBは100%になる。昨年のモデルではIGZOパネルだったようですが今年はそのような表記がない。しかし16億色以上の発色するので非常に綺麗な液晶となっている。

ノートパソコン同士のベンチマークテスト

登場するPCはNewXPS15(9570)・VAIO Z Canvas
VAIO Z CanvasにはIntel Core i7 4770HQ内蔵のIris Pro Graphics5200のみで勝負なので不利なのは当たり前ですが、重さや価格面を考えるとどこまで変わるのか気になるものです。画面解像度が異なるのでフルHD(1920x1080)にそろえて勝負となります。
対決するのは「HWBOT x265 benchmark」「Superposition benchmark 」「CINEBENCH R15」とSSDの速度計測の4項目。

・x265エンコード勝負「HWBOT x265 benchmark」
H.264/MPEG-4 AVCの後続の新動画フォーマットのH.265へのエンコード性能を測定するベンチマークソフトで4K・8K時代のPCを測定するのにちょうどいいものでしたので採用。AVX2拡張命令セットを活用するソフトウエアエンコードなのでCPUの力に依存する。


今回の実験ではフルHD動画設定の初期設定で計測、VAIO Z Canvasは10.845FPS、XPS 15は20.904FPSという結果になり、ほぼ2倍の速さで動画エンコードが終了。

・実際のゲーム環境に近いbenchmark「Superposition benchmark 」
最近のゲームでも使われ始めてる3D描画エンジンを手がけるUnigine社がUNIGINE 2をベースのベンチマークソフトを公開、最大8KやVR用のベンチマーク設定もありこれからのベンチマークソフトの定番となりそうであるので、当ブログでも採用。システム全体での計測に向く。


このソフトは最高設定にすると、かなり重い作業になるため解像度はフルHDで1080pミディアム設定で計測。VAIO Z CanvasはもちろんCPU内蔵GPUなのでスコアは低く、ベンチマーク中もカクカクしていましたが、XPS 15では5126という結果に、ただこれがすごいのかどうかは現時点ではわかりません。

・レンダリング速度計測の定番「CINEBENCH R15」
MAXSON社「CINEBENCH R15」はゲームエンジンが共有化される前のグラフィックAPI「OpenGL」のゲームとかと同じ動きをするベンチマークソフト。


こちらはグラフィックチップも込でのベンチマークですので、CPU内蔵GPUしかないVAIO Z Canvasは不利です。CPU単体のスコアを見るとやはり2倍くらいの開きがあり、GPUを使うOpenGLに至ってはかなりの開き。XPS15側で見てるとワークステーション向けのQuadro K4000Mよりもスコアが高い。

・みんな大好き「Crystal Disk benchmark」
説明は不要ですね。SSDやHDDなどのストレージ転送速度を計測するソフト

2011年のデスクトップPCと戦えるPC

2011年発売した第2世代Intel Corei5-2500Kが自宅のゲーム用PCとして鎮座しています。俗に言う「SandyBrigeおじさん」状態です。DDR3-1800 4GBx4枚の16GBでNVIDIA Geforce GTX960 GDDR4-2GBなのですが、もしかするとNewXPS15がこのデスクトップPCを凌駕してしまう可能性が!
これはベンチマークテストで戦わせて見せよう!

デスクトップPCに勝てるかベンチマークテスト

さて本番2011年に作り2016年にGPUだけ交換した自作デスクトップPC、Intel Core i5-2500K・DDR3-1600 16GB・Nvidia Geforce GTX960(2GB)にSATA SSD 256GBが搭載。確かに古いですがGPUも交換したし「勝てる勝てる」と思っていました。結果はXPS15の圧勝。
その結果を見ていきましょう。
・x265エンコード勝負「HWBOT x265 benchmark」

・実際のゲーム環境に近いbenchmark「Superposition benchmark」


自作PCでは主にゲームを楽しんでいますが、負けた…。ゲーミングノートパソコンでも無いただの15インチノートパソコンにデスクトップPCが負けてしまった。あんな大きな図体で最大750Wまで対応する無駄に大容量で効率が悪いであろう自作デスクトップPCが180WのACアダプターのノートパソコンに500ポイントも差をつけられてしまった。

・レンダリング速度計測の定番「CINEBENCH R15」


OpneGLでは4割程度スコアが低いがCPU単体で見ると3分の1以下、SandyBridge世代のCPUは前世代のものより1ワットあたりのパフォーマンスが高く、やすかったため、毎年の数%程度の進化では買い換えようとは思えませんでしたが、XPS15がここまでの性能を出されるとただの大きい箱としか思えなくなる。

・みんな大好き「Crystal Disk benchmark」


ノートPC比較ではPCIexpress-SSDの世代別対決でしたが、デスクトップPCではSATA-SSDとの対決。システムドライブはPCIexpressのM.2 SSDの時代です。

まとめ

XPS15ではCore-i第8世代Coffee LakeのCPUでした、それとCore-i第2世代SandyBridgeのデスクトップCPUとCore-i第4世代Crystal Well(HasWell)のノートCPUと比較しました。第8世代CPUはかなりの進化しており2018年はノートパソコンの買い時。
XPS15インチも15.6インチという大画面ながら高さ11~17mmとそこそこ薄型、幅も357mmで通常の15インチより2cmほどコンパクト、奥行き235mmとちょうどいい大きさにまとまった。重量もタッチパネル搭載で2kgと15インチクラスと考えると500mlペットボトル1本分は軽く仕上ている。
ハイパフォーマンスと機動性の高さは十分なノートパソコンでした。

Author: paseri

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