久しぶりのギミック満載のノートパソコン『VAIO A12』

 VAIO Z Canvas以降は特に目立つ商品が出ずビジネス向け専業のようなノートパソコンを発売していたVAIOが久しぶりにギミック満載のVAIOを発表。
 VAIO Zが販売終了後ずっと空いていた2-in-1ノートパソコンに『VAIO A12』が投入、従来の一見クラムシェル型のノートパソコンのようですが、液晶部分が取り外せタブレット形状に早変わり。キーボードは飾りですよ。

まさかのタブレットPC


 このまま、普通のクラムシェル型のVAIO Sシリーズを中身をちょこっと入れ替えて行くだけになると思っていた矢先、まさかタブレットPCを出してくるとは思いもしなかった。
 パット見はVAIO Sシリーズのくさび形形状「ウェッジシェイプ」なのですが、開いた瞬間に「スタビライザーフラップ」が開き、タブレット本体の重量で後方に倒れるのを防いでいる。

 キーボード側はドッキングステーションとしての役割で、LAN端子、VGA端子、HDMI端子、SDカードスロットとビジネス向けの装備もしっかり残っている。USBはすべてAタイプで右側がUSB3.0、左側はUSB2.0。このへんがVAIO A12のがっかりポイント。
 また、このキーボードはオプションで拡張バッテリー搭載のワイヤレスキーボードも選べる。

プロセッサーは超低電圧版のIntel Corei Yシリーズ


 VAIO A12は他のVAIOが使用しているIntel Corei Uシリーズより更に消費電力が少ないIntel Corei Yシリーズを使用。MacBook Air 2018モデルと同じCPUとなっている。
 第8世代Intel CoreプロセッサのAmberLake Yを用いたCore i7-8500Y・Core i5-8200Y・Core M3-8100Yと第7世代Intel CoreプロセッサのKabyLakeを第8世代として出荷しているCeleron 3965Yの4種類から選べる。ただしCore M3-8100YはVAIOストアでは購入できず、提携販売店のソニーストア専用モデル。
 AmberLake世代の3つのCPUは2コア/4スレッドで内蔵グラフィックスは『UHD Graphics 615』、KabyLake世代は2コア/2スレッドで内蔵グラフィックスは『HD Graphics 615』となりスレッド数の他に若干ではあるがグラフィックスの性能に差がある。
 ディスプレイはタッチパネル搭載の12.5型フルHD液晶、SSDはPCIeSSDとSATASSDから選べる。無線WANは3G・LTE対応のモジュールが選べGPSも内包している。

もし購入するならばこんなカスタマイズ

OS Windows 10Pro +5,000
CPU Core i5-8200Y(1.30GHz) +27,000
メモリ 8GB(オンボード) +10,000
SSD 第三世代ハイスピードSSD 256GB +15,000
指紋認証 搭載 +2,000
フロントカメラ 無し +0
リアカメラ 無し +0
TPM 無し +0
LTE 搭載 +15,000
キーボード 2ndバッテリーなし/ワイヤレス機能なし +0円
クレードル 無し +0
ペン あり +6,500

 今回のVAIO A12「もし買うならばー」ということでこのような仕上がり。
 無しのオプションの価格はフロントカメラとリアカメラはそれぞれ3,000円、セキュリティーチップのTPMが5,000円。キーボードは2ndバッテリー内蔵のワイヤレスキーボードが8,000円。キーボードの英字配列は5,000円、キーボード不要の場合は30,000円お安くなる。

 その他の拡張クレードルはキーボードが無いだけでLAN端子・VGA端子・HDMI端子・USB端子・SDカードスロットなどが着いているものが+19,000円
 デジタルスタイラスは6,500円で購入できる。こうしてみると拡張クレードルもキーボードもなかなかいいお値段。

VAIO A12の感想


 とにかく言えることは、『尖った商品がようやく出せるくらいには復活したかVAIO!』という思いです。VAIO Z Canvas以降はひっそりと成りを潜め、ロボット製造ばかりしていたのでパソコンよりも精密ロボットの分野で生きていくと思っていたので久しぶりのギミック感に嬉しさが大きい。
 ただVAIO A12としてみると自分の使用感には合わず、UシリーズプロセッサでもなくThunderbolt対応のUSB3.1でもない。なんとも中途半端なドッキングステーションがあるタブレットPCという評価で落ち着いてしまった。
 せっかくならばタブレットモードは超低電圧CPUのような動き、キーボード装着時は低電圧CPUで動作、拡張クレードルに箚せばThunderboltを経由して外部グラフィックスが動かせる。といけば夢のようなPCでした。
 当然そのような考えはあったと思いますが、VAIO社単体ではそこまでの冒険はできなかったのでしょう。

 ただ、発表会の発言から見ると2019年の頭にもう1機種発表があり、残念がらVAIO Zの後継は今の所発表するような事はないとまで言っていたので、次のPCがVAIO Sシリーズの置き換えになるのか、VAIO A12の形状をしたIntel Corei-Uシリーズを使ったPCを出してくるのか。そこが気になるところです。

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