銀座ソニービルに新製品のデジタル一眼「α7R」と「α7」を見に行ってきました。
休日は混みそうだったので平日に抜け出して行ってくるという所業をするほど物凄く気になった機種でした。
ただ今回の記事に前置きをしておきたいのが下記の通り
「私はミノルタ世代のAマウントユーザーで今はα77使い」「NEX-5を買ったがあまり使わず人にあげた」「お金はないからα77売却してもいいくらいのものなのか」「欲しいことは欲しいんだ!お金があれば」
この4点をまず考慮いただいてNEXユーザー向けの話はまた別に書きたいと思います。
FEマウントα7Rとα7の違い
EマウントなのにNEXではない?α7登場これを診てもらうほうがはやいかなぁ。
Aマウントユーザーの私が見るα7R
現在手持ちのα77(愛称:アンジョレッタ)を溺愛しつつもやはり不満点が増えてきたのでα7Rもα7がすごく気になりました。
特にフルサイズなのにこの値段!22万と15万とお求めやすい価格!欲しい!ついにフルサイズ!
そう思っていた時期も私にはありました。
クライマックスは発表翌日の夜、居酒屋でα7の話で盛り上がリ過ぎて、何が何なのかわからず悩んでいる頭のママ翌日朝にソニーショールームに行って触り終わった頃には完全に冷め切っていた。
・操作的な問題
ダイヤルいっぱいで操作性は本当に上がったと思います。NEXユーザーの方なら今のダイヤルとほぼ変わらないのでしょう。
ただ、αユーザーからすると「硬い」「小さい」、もう回し難いったら…。
前ダイヤルは側面が出ている範囲が少ないので回せないのに硬いですよ。縁を押して回す感じ。
後ダイヤルは回せることは回せますが一段奥まっている場所に設置されているのでやはりダイヤルの側面を触りにくい。
親指がデカイ私は露出調整ダイヤルが一番回しやすかったですね。
ここに関してはNEXと同じでアマチュア向けのオートが主体なんだと思います。
なのでダイヤル類は三脚に設置してじっくりやる分にはこの感じの硬さもいいでしょうね設定狂わないし。
ただ手持ちですらガチガチ動かす人には難しいところです。
・グリップ感
手がでかい!指も太いのでレンズとグリップの隙間の無さ。
グリップを握ると右手中指第一関節がレンズにチラチラチラチラ当たるんですよ。
NEXと同じで隙間は開きます。ただそこまでひどい感じはなく並、他社のエントリー機くらいのグリップはある。
・画像は満点!機能は・・・
ピントがビシーッと合う写真を何枚か撮影出来ました。怖いっすはこの機種はこの値段でコレほどの写真を出してきちゃうのか。
瞳AFですがAマウントをマウントアダプタで接続すると「このレンズは非対応です」と出ちゃいました。
売りの瞳AFはFEレンズを購入するしかないでしょうね。それならAマウント機を待ちたいかなぁ。
・液晶モニタはやはり・・・
チルト液晶ということで個人的にはα550と同じですのでα77の三軸チルト液晶には勝てません。
案外グリグリやりますし、やらなくなったらニコンに引っ越しますよ私は。
それほどソニーαの液晶モニタの綺麗さと動きがすきです。
Eマウントユーザー目線
NEX-5を人にあげた理由もグリップ感の問題と2つのマウントを維持する資金力がなかったからです。
そんな私がEマウントユーザー目線で語っていいのかどうかわかりませんが勝手に語ります!反省もしない!
・マウントの設計は共通
レンズ設計がAPS-CのEレンズとフルサイズFEレンズで分かれていますがコレはAマウントで言うDTと無印と一緒でマウントの作りは一緒なので、NEXにFEレンズを付けたりα7にEレンズをつけることは可能です。
NEXにFEレンズをつけたら今までどおりの焦点距離が1.5倍相当の画角になるだけです、α7にEレンズをつけるとセンサーの一部が停止してAPS-Cサイズの部分だけ駆動する。
そう考えるとFEレンズはまだだけど、α7のオプション性能だけは使いたい!後々はFEレンズやAマウントのレンズなんて言うことも可能です。
・AF精度
AF精度は最新のNEXを触っていないのでわからないですがα7はNEX-6より位相差検出の点数が多いので有利でしょう。
α7Rに関してはコントラスト検出のみなのでやはり遅いしやや迷いがある。
位相差検出は「ここから約3m先に何かいるからピント合わせろー」と場所を特定してすぐにピントをあわせます。
コントラスト検出は「さーて探すかー、おっ何かいる、なんだ?おお!見えた!でもお前でいいのか?もうちょっと先見に行くか・・・あ、誰もいない、やはりさっきのか?」とピントを手探りで探す方式なのでピント合う前後でガガッと動きますね。
ただコントラスト検出でも昔に比べたら全然早くてねぇ・・・、最後の迷いの部分まではすごい速さで行きますね。まぁコントラスト検出なのでコントラストが似たり寄ったりだと迷うだろうけど。
・大きさ
やはり一回り大きくなりましたね、ファインダーが上に出ているぶん高さもありますから、持ち運びのしやすさという点ではちょっと微妙なところになったと思います。
厚さ以外は従来のαシリーズと同じですからね。まぁそれを我慢してでもこのセンサーサイズは魅力。
フルサイズがこんなに小さく持ち運べる時代になろうかと・・・。
個人的な感想
現行のαシリーズを売って置き換えるほどではないけれどもNEXを使っていてその大きさに満足した人には脅威なカメラですね。
フルサイズとのことなので勿論Aマウントユーザーの人もサブとして使うには十二分な性能を兼ね備えてます。
α77などのAPS-Cユーザーでフルサイズ対応レンズを持っている人も多いと思います、でもα99を買うほどではないなぁと思った方とかにはα7、もっと高画素を!という方にはα7Rをなんてチョイスもいいかもしれません。
一番怖いのはマウント遊びする人、フルサイズでもうどこのレンズでも持ってこい状態です。遊び甲斐があるのではないでしょうか。
NEXユーザーならばある程度α7に設定を丸投げしてしまっても気にならないと思いますし、丸投げでも全然綺麗に撮れちゃう不思議なフルサイズ機。
ダイヤルの小ささなどは現行のNEXで体験してるでしょうし、あのサイズ感がたまらない人もいると思いますのでα7でもいいですから置き換えちゃった方が感動を少し味わえる。
◇関連リンク◇
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