NASキットはかなり購入に悩んでいる私が送る。低価格NASキットを比べてみたいと思います。
メーカーの説明や主な機能については第二回でお伝えしたので、第三回となる今回は条件を付けて同じ価格帯でメーカーによる差を調べていきます。
私がNASを買うまたは作るにあたって次の条件があります。「予算5万円以内(HDDは別途)」「4スロット以上」「少しでも転送速度が速い」この3つです。初めての購入で無意味に高性能な物を買って無駄なお金を費やすのは嫌なのでIntel CPUにこだわらないことにしました。
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目次
QNAP TS-431
QNAP TS-431はFreescale ARM Cortex-A9デュアルコア1.2GHzとメモリ512MB
今年発売したモデルで今回の4機種の中では最新。電卓からスマートフォンまで使われている世界トップシェアのARMv7アーキテクチャ設計のFreescale製造CPUを使用。世代的にはPlayStation Vita、Apple A5(iPhone4sなど)と同じ世代なのでやや古い事になる。
NETGEAR RN31600-100AJS
2年前のモデルのNETGEAR RN31600-100AJSはIntel Atom 2.1GHz デュアルコアとメモリ2GBとメモリ512MB、唯一6ドライブベイモデル。
定価15万円の物がまさかここに来るとは、動作周波数が2.1GHzと4製品中トップ、メモリも2GBなのになんでここまで安いのか…。
HDMI端子があるものの管理画面表示用でマルチメディアプレーヤーの機能はないようです。
Synology DS414j
1年前のモデル、Synology DS414jはMindspeed Comcerto C2000 デュアルコア 1.2 GHzとメモリ512MB。
ここのCPUは聞いたことないんですよね。一応ARMアーキテクチャ設計なのでそこまで性能を疑う必要はないと思います。
ASUSTOR AS-204TE
2年前のモデルになりIntel ATOM 1.2GHz Dual-Coreとメモリ1GBを搭載。
この価格帯では唯一テレビに直接つなげてマルチメディアプレーヤーとして機能するNASとなります。
価格はほぼ同じの下位機種AS-204Tがあり、512MB、HDMIなし、赤外線レシーバーなしと踏んだり蹴ったりなので購入時は間違えのないように。
4機種のまとめ
発売時期がそれぞれ異なりますが、すべて5万円以内のものでまとめました。
QNAP TS-431 |
NETGEAR RN31600 |
Synology DS414j |
ASUSTOR AS-204TE |
|
---|---|---|---|---|
CPU | Freescale ARM Cortex-A9 デュアルコア1.2GHz |
Intel Atom 2.1GHz Dual-Core |
Mindspeed Comcerto C2000 デュアルコア 1.2 GHz |
Intel ATOM 1.2GHz Dual-Core |
メモリ | 512MB | 2GB | 512MB | 1GB |
ドライブベイ | 4 | 6 | 4 | 4 |
最大内部容量 | 32TB | 36TB | 32TB | 32TB |
eSATA | 1 | 2 | - | |
USB 3.0 | 3 | 2 | 1 | 2 |
USB 2.0 | - | 1 | 1 | 2 |
LANポート | 2 | 2 | 1 | 1 |
読込速度 | 111MB/s | 100MB/s | 107MB/s | 101MB/s |
書込速度 | 89MB/s | 100MB/s | 76MB/s | 70MB/s |
HDMI | - | 1 | - | 1 |
本体保証 | 2年 | 5年 | 2年 | 3年 |
実売価格 | ¥48,384 | ¥47,512 | ¥44,450 | ¥42,780 |
おすすめ購入先 | ▶ | - | ▶ | - |
【番外編】NETGEAR RN10400-100AJS
Marvell Armada 370 1.2GHzでメモリ512MB搭載。4ドライブベイ仕様。
ARMv7アーキテクチャなのでQNAP TS-431と同じ世代になる。なんといっても価格が魅力的。
【番外編】ASUSTOR AS3104T
ここまで5機種書いてきましたが、実はまだ未発売の本命がASUSTOR AS3104T。番外編の理由は予価5万6800円となっており予算的にオーバーしている。
10月27日に発表され4ドライブベイモデルは11月中旬になっています。
Intel Celeron N3050 1.6GHz Dual-Coreにメモリ2GBと値段の割にはかなりパフォーマンスがいいモデルとなっており気になっている。
AS-204TEにもあったHDMI端子は4K動画対応のマルチメディアプレーヤーとして使える様になっており、テレビ付近においても良いモデルです。
安さの犠牲となったのはHDDがネジで止めるタイプになりホットスワップには対応したスロットにはなっていない。
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