日本時間では皆が寝ようかとしていた2月4日12時にソニー US・UKでAPS-Cミラーレス「α6300」とフルサイズ(35mm画角)対応のレンズ3本「SEL2470GM」「SEL70200GM」「SEL85F14GM」、「SEL70200GM」用のテレコン1.4倍「SEL14TC」と2倍「SEL20TC」が発表された。
レンズに関しては『Eマウントレンズ一覧表のページ』に更新したので、ここではミラーレス「α6300」について触れていきたい。
α6300は人気を博したα6000の後継機になる。突然300という数字がついたのは不明だがとにかくα6300が発表された、日本国内では何番になるのかは不明であるものの、ちょっと修正したリネーム品ではないので同等の仕様で発売されると思われる。
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APS-C世界最速AF「4D FOCUSシステム」
α6000では179点像面位相差AFセンサーでしたが、α6300では2倍以上の425点像面位相差AFセンサーとなりほぼすべての範囲をカバーすることで動体撮影でも被写体に瞬時に反応し追随することができる。またコントラスト検出AFも25点から169点になり被写体のいる場所を細かく瞬時に判別して位相差AFセンサーへのパスをするファストハイブリッドAFが更に強力になりました。
BIONZ Xの画像処理エンジンの助けもあり、世界最速の0.05秒のAFスピードとなりました。0.01秒の差とは思うでしょうが、かなりの差ですよ。
新しい2420万画素センサ-とBIONZ X
有効画素数は10万画素程落ちましたが、総数では2500万画素となり30万画素増えている新画像センサーになりました。従来のギャップレスオンチップレンズ構造α7S以降と同じようにS/N比を高める集光プロセスへ変更となりました。
画像処理エンジン「BIONZ X」のちからもありISO51200まで感度設定が可能となり高感度域が伸びる更に活躍の場が広がる。
S-LOG3、4K動画にも力を入れる
4K動画では2000万画素の全画素読み出しを行い4Kで必要となる800万画素へ凝縮したデータにして記録。
フルHD動画では秒間120コマの高速撮影が行える。サンプル動画では120コマを5倍のスローモーションにしており、秒間24コマと映画と同じコマ数なので違和感を感じずにスローモーション動画を作ることが出来る。
S-LOG3と広い色空間に対応しているのでダイナミックな映像を綺麗な色で楽しめます。
気になるお値段は!
ボディだけで16万円!!!α6000の2倍…。いやいやEマウントAPS-Cカメラは最近低価格化が進んでいたので、かなりパンチのあるお値段。今年のソニーも高級路線のようです。また動画を100MbpsモードではSDHC・SDXCではUHS-I class3のカードが必要となるので投資額がやや多めですね。
昨年はEマウントのフルサイズ機の時代でしたが今年はAPS-Cにも力が入っているようです。果たしてAマウントはこのまま沈んでしまうのかイマイチわかりませんが、Eマウントは今年も大盛り上がりですね。
【ソニーUS商品ページへのリンク】
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