10月6日にアメリカで開催されたMicrosoftの発表会では、ここ数年のAppleの発表会以上に盛り上がりを見せたイベントだった。Microsoftの発表会としてはかなり久しぶりの会場内の歓声でした。
「全てのデバイスにWindowsを」そういう意気込みはWindows10発表の頃からありました。そして昨日ついにその全容が明かされた。
[pmad]
目次
Xbox OneもWindows10!
日本では全く売れていないゲーム機「Xbox One」ですが、もともとWindowsベースで動いていますが、完全にWindows 10 Game Editionとして統合するような形に。
余計にXbox One要らないんじゃないかと思ってしまうのは私だけですかね…。「Windows10は非常にゲームとの親和性がある」みたいなことを言っていますが、なら拡張性あるゲームPC組んじゃいますよ…。
ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」
VR技術が発展し、色々なメーカーが参入する中Microsoftも名乗りを上げた。
Project Xrayというアプリでデモを見せた、まだ開発者向けのキットの発表だけとなっているのでSONYのゲーム部門が開発中のPlayStation VRが先に市場に出そうです。
[Apple対抗]Lumiaシリーズ
Microsoftがスマートフォン部門が欲しいのでNokiaを買収し始まったWindowsスマートフォン。
ようやくMicrosoftが創りあげたいイメージブランドに沿ったデザインで登場。
CPUはAndroidと同じ、今話題(爆熱問題)のSnapdragon 810搭載のLumia950 (5.2インチ)とLumia 950XL (5.7インチ)どちらもQWHD液晶となっている。価格はそれぞれ549ドルと649ドルとなる。
スペックは不明だけど12月に発売しますよーというエントリーモデルLumia550もあるようで139ドル。これなら貧乏な私でも買えそうなので実機レビューあるかも!
[Apple対抗]Surface Pro4
Microsoftが自社のパソコンとして始めたSurfaceブランド。Pro4とはいうがノーマルのSurfaceが無くなっているので何に対してProなのかはいまいちわからない。
発表でもMacbook Airより50%も速い!!とかなり自信がある。
実際にスペックもなかなかいい意味で酷く、16GBと1TB SSDが選択できるので持ち運べるデスクトップとして使える。
Apple Pencilとかジョブスがペンはダサいというのを出してしまったAppleだがMicrosoftもSurface Penというものを出した、やはりiPad Proのように高精細に認識するようです。
アクセサリとして2H・H・HB・Bと鉛筆のように硬さを選べるTip Kitが発売する。
充電接続端子は通信も出来るようで、Dockも発売されDisplayPort x2 、USB3.0 x4、LAN端子、オーディオ出力端子を備える。本体に搭載出来ないものは外付すればいいじゃないという発想。
[Apple対抗]Surface Book
会場内を一番驚かせ、私のTwitterのTLがものすごい早かったSurface Book。
Microsoft初のノートパソコンだと思って観ていたのですが、突然ディスプレイ部分を引っこ抜くという映像。そうタブレットだったんですね。
そしてキーボードにも特徴がありnVidia製の外部GPUを搭載してるのでドッキングするとハイパフォーマンスを実現する。
口がポカーンとしました。Microsoftが禁じていた脱着可能の外部GPUを自社がやるんですからそりゃ驚きましたよ。
まとめ
いろいろ発表がありましたが私個人はLumia550が気になる程度です。しかしアメリカ市場で考えると、中国製のLenovoは情報を抜き取るソフトが入っているということで欧米政府機関が使用禁止にしており、信頼性の高いWindows機がHPやDELLだけでしたのでそこに入り込む為に自社のPCを作る必要があったのかもしれません。
そしてOSビジネスも海賊版対策をするのが大変でOS分の売上しか無い、それならAppleのようにハードウェアとセットで売りたいのでしょう。
スマートフォン事業もAndroidとiOS、どちらも自社OSではないので早急にWindows Phoneの再編が必要だった。
そういう意味では1つのOSで全てのデバイスを動かすというのは理にかなっているのでは?過去の栄光を取り戻せるのかMicrosoft!
ベンダーの屍を踏みつけリンゴをもぎ取れるのかMicrosoft!
本当にPCメーカー潰す気かな…。ってちょっと心配してしまった発表会だった。
[pmad]