LenovoがIntel Atom CPUとWindows8.1を搭載したWindowsタブレット「ThinkPad 8」を発表しました。
昨年末にもWindowsタブレット「miix 2 8」を発表しましたが今回はビジネス向けということでThinkPadとして仕様がちょこっと変わって登場。
重さは430gということで標準レベル、miix 2 8とどう違うのかも含め見て行きたいと思います。
ThinkPad 8の概要
昨年末に発売された他社製品とも比べて一番変わっている点はディスプレイの解像度で8インチ端末は1280x800のWXGAを使用されていましたが、ThinkPad 8では8.3インチの1920x1200のフルHD(正確にはWUXGA)になり、更に高画質。
microSD、HDMI出力端子が搭載される。microHDMI端子が搭載されているのでプロジェクターなどに接続することも可能。
前面カメラが200万画素、背面カメラが800万画素でどちらもフルHD動画撮影対応、フラッシュライトが背面に付いているので暗がりでも平気です。
スペックについては昨年モデルのmiix 2 8がだいたい他社とも似てるので比較用に書いておきます。
スペック
モデル | ThinkPad 8 | miix 2 8 |
---|---|---|
OS | Windows 8.1 32bit | |
プロセッサ | Intel Atom Z3770 1.46GHz/2.39GHz |
Intel Atom Z3740 1.33GHz/1.86GHz |
メモリ | LPDDR3-1066 2GB | |
ストレージ | 64GB,128GB eMMC 4.51 |
32GB,64GB eMMC 4.51 |
モニタ | 8.3インチ(1920x1200) | 8インチ(1280x800) |
解像度 | 1920x1200(WUXGA) | 1280x800(WXGA) |
バッテリー | 最大8時間 | 最大7時間 |
Office | なし | あり |
ストレージの「eMMC 4.51」ってなんじゃーい!
普通のパソコンですとSSDやHDDがSATA端子に接続するのですが今回のATOM CPU「BayTrail-T(タブレット向けCPU)」はパソコン用ではないのでSATA端子をサポートせずスマートフォンやタブレット端末(Androidなど)と同じeMMCという規格になっています。
SATA3.0世代のSSDより遅いものの200MB/sまでの速度が出るので、SATA2.0世代のSSD程度の体感速度になると思います。
他社製タブレットとくらべての欠点
昨年末~1月までに発売されたBayTrail-Tを使用したタブレットの欠点をすべて補い、企業向けに必要セキュリティ機能やVPN機能を搭載したりとかなりこだわりが見えるので欠点ないだろう?と思っているのですが。
今のところスタイラスペン対応の記載が見当たらない。8インチ端末サイズならスタイラスペンで手書きしたくなるのですけどね。
DELL「Venue 8 Pro」はSynaptics製、ASUS「VivoTab Note 8」はワコム製のデジタイザ搭載ですからね、PDFに落書き入れたりしたい人にはやや不利な端末ですね。
価格がネックでOfficeなしが基本となっており、直販モデルがWindows 8.1 Pro搭載で64GBで61950円、128GBで72450円、Windows8.1は5万円程度となる。
1月31日よりレノボ・ショッピングでも順次販売開始とのこと。
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