来年4月1日に増税が決まり、家電メーカーは税抜き価格で表示。郵便局も切手が52円などと端数が出てくる。
今回発表されたのは東日本旅客鉄道株式会社こと、JRが東日本の運賃値上げに関する話。
JR東日本も増税分を運賃に上乗せするので端数が発生します、この端数によって一般人には聞きなれない電車特定区間、山手線内と幹線、地方線、ICカードと磁気切符、磁気定期券、IC定期券のそれぞれで料金の計算方法が異なるようになるそうです。
10円単位の運賃と1円単位の運賃
磁気切符、磁気定期券、IC定期券は10円単位の運賃で計算されるようです。自動券売機で買えるものなので1円の金額を入れられないからでしょう。
ICカードとIC定期券の区間外利用は1円単位の運賃計算になるようです。
電車特定区間・山手線内
「電車特定区間・山手線内」は1円の位は切り上げとなるそうです。
従来の130円だった山手線初乗りは133円になり切符では端数切り上げによって140円になるようです。
「Suica」などのICカードでは133円の支払いとなり切符より7円お得になります。
基本的にこの「電特・山区」ではICカードの方がお得になるか同等のどちらかです。
山手線内はその名の通り山手線とその内側の中央線に適応される区間。
電車特定区間は東京を中心とした「東海道本線・大船」、「横須賀線・久里浜」、「中央線・高尾」、「東北本線・大宮」、「常磐線・取手」、「総武本線・千葉」、「京葉線・千葉みなと」までの区間内にある路線すべてのことです。
幹線、地方線
「幹線、地方線」は上記の幹線区間外と地方にある路線では四捨五入になるそうです。
従来140円だったのがICカードで144円になりますが切符140円
従来180円ではICカードで185円になりますが切符190円とのこと。
「幹線、地方線」ではICカードで乗ると損する時が発生するようです。
小人運賃
磁気切符は10円未満切り捨てになるので190円なら90円。
ICカード「Suica(小人用)」だと1円未満切り捨てなので185円なら92円になります。
注意点
じゃぁ!地方線や幹線から電車特定区間まで乗ったらどうなるんだ!ここ重要テスト出ますよ!
ケース1:JR東日本:近郊路線から都心入り
東北本線土呂駅から新宿駅までなら
切符では580円ですがICカードだと583円
「地方線や幹線」の行き来の時は四捨五入って覚えよう!
ケース2:JR東日本:電車特定区間と幹線の境駅
千葉駅は総武線、総武快速線が電車特定区間で総武本線、外房線、内房線が幹線エリア。
総武線に乗ってお隣の西千葉に行く:現行130円がICカード133円、切符140円(133円端数切り上げ)
総武本線に乗ってお隣の東千葉に行く:現行140円がICカード144円、切符140円(144円四捨五入)
複雑!ただ自動券売機に1円、5円の硬貨対応させるよりは費用抑えられるでしょうからね鉄道側が。
飲料メーカーの自動販売機よりはまぁ良心的な価格ですよ。
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