新生ソニーモバイルが発表した第一弾Androidスマートフォン『Xperia 1 III』発売日は夏頃ということでまだまだ先になりますが、この発売日が相当先という癖は治っていないようです。
ただ、今回の『Xperia 1 III』に関してはかなりソニー色が強い商品となった。市場シェアは雀の涙だがこういう尖った商品を出し続ける元気があるならまだ安心である。
[pmad]
カメラ部門の意地を見せつけてきた
ソニーと言えば、古くから続くビデオカメラ『Handycam』シリーズがあり映像にこだわりを見せてきた『Xperia 1』、昨年のモデルではミラーレスカメラ『α』シリーズに近いUIにしてスマホで本格的な撮影をできる『Xperia 1 II』が発売されました。
ちょっと先の未来へ「可変式望遠レンズ」
『Xperia 1 III』ではデジカメ『Cyber-shot』シリーズを搭載とも思える『可変式望遠レンズ』を搭載。
従来ではデジタルズーム式やレンズの個数を増やすしか方法がなかった。中国メーカーXiaomiではリキッドレンズを使うようですが、産業用みたいに固定していないスマートフォンではまだ実用的なのか疑問がありますが、こちらは完全に光学レンズズームなので精度はピッタリ。
リアカメラすべて自社センサー
従来の機種ではリアカメラが3つあっても自社センサーは1つだけでした。スマートフォンを始め様々なところにソニーのCMOSセンサーは使われておりiPhoneなどもすべてソニーCMOSセンサーを使っていた。しかしXperiaに限って言えばそうではなかった。
今回の『Xperia 1 III』はリアカメラ全てにExmorRSの記載があるので自社センサーというのが見て取れる。やればできるじゃん…。
35mmフィルム換算で超広角16mm・広角24mm・可変望遠70mmと105mmとなる。50mm付近は広角カメラのデジタルズームで済ませる様でない。今回の可変式望遠レンズは2種類の画角のみの選択となるが、後継機などではデジカメみたいなキレイなズームができるようになればと思います。
広角24mmは低照度撮影とハイブリッド手ブレ補正が備わっている。
4K 120Hz HDRシネマワイドディスプレイ
スマートフォンの倍速パネル化が進んでいますが、ソニーもシネマワイド4Kでは初となる倍速モデルを搭載。なめらかな映像の動きをみれる。
ゲーミング用スマホなどでは中国メーカー「RedMagic 6」が165Hz対応モデルなど出していますが2400x1080の解像度がありますが、3840x1644のシネマワイド4Kモデルでは世界初とのこと。
まとめ
今回の『Xperia 1III』は「Xperia 1」以来久しぶりに欲しいと思う仕上がりになっています。ただ問題は価格の上昇は仕方ないようで、5Gモジュールとカメラセンサー自社センサー使用、倍速パネル化など価格に見合った製品です。
あとは市場シェアやみんなが使ってるから買うではなく、本当に価値を見れる人がしっかり買ってくれるかが問題。その価値を見る人達の領域に到達できたか、それともまだ足りないのか。シェア争いとは違う本当の難しい戦いが始まる。