
UHS-II対応のSDXCカードを二種類作っているソニー、今回のSDカードで実験では両方検証してみることになり、今回はハイパフォーマンスの『SF-G64』をテストしてみます。
実売価格は下がってきていますが、定価が2.5万円もするこちらのSDカード、実は売れているUHS-II対応SDカードの中ではLexarと同じくかなり高い分類になっており、これで性能が悪ければ…。はたして高価な意味があるのでしょうか。
[pmad]
定価が17,880円のMシリーズから更に7000円も高い24,880円のこちらの商品、国内正規品は1.7万円程度なので高くて手が届かなかったものの、輸入を行い109ドルで購入し1ドル106円時にドル決済を行ったので11,500円程度と国内のTranscendと同じ価格で購入しました。
ちなみに関連記事のTranscend UHS-IIは99.99ドルなので差額が10ドルなのに、なぜ日本ではこんなに差があるのでしょうかね。
国内モデルも海外モデルもMemory Card File Rescueが利用可能となっています。ソニー・キヤノン・ニコンのデジタル一眼カメラのRAWファイル復旧に良いアルゴリズムを採用しているそうです。
CrystalDiskMark 6.0.0 1GiB・50MiBベンチマーク
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左:ファイルサイズ1GiBで5回試行した平均値 右:ファイルサイズ50MiBで5回試行した平均値 |
公称値は読込最大300MB/sで書込最大299MB/sです。なんですかこの中途半端な299MB/sって!多分何回計測してもそれが限界だったのでしょう…。
私の計測ではファイルサイズが1GiBのときに読込252.6GBでした、実はMシリーズとほぼ同等なのでMシリーズのパフォーマンスの高さが伺える。だがしかし、書込でMシリーズを大幅に追い抜き271.0MB/sを叩き出した、かなり高速です。
50MiBファイルサイズではやはり速度低下が起き、読込は200MB/sを切ってしまった。ただ書込性能は依然として高いままで246.7MB/sとかなり好成績。またランダムアクセスの読込も高速で20MB/sになる。
実際にSDで写真データ4.98GB分転送
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左:PCからSDカードへの転送 右:SDからPCカードへの転送 |
写真データ4.98GB分の転送ではPCからSDへの書込は197MB/s程度で推移しており26秒程度で転送を終えた。かなり速い方でありスペックの高さが伺える。SD→PCでは207MB/s程度で26秒程度で書込を終えた。つまり読み書きともに26秒と覚えやすい結果になりました。
全体的に安定した速度で読み書きをしているので、SanDiskよりも良いSDカードなのかもしれません。