任天堂が新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を発表。
従来の任天堂が絶対に作らなそうな攻めの姿勢を見せている。
今まで携帯ゲーム機は高性能に振れば振るほど売れ行きが悪くなるという感じでしたが
[pmad]
【初公開映像】Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)
ガジェット好きには大興奮
今回発表された任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」は据え置き機でもあり、携帯ゲーム機でもある。自宅でも外出先でも1つの本体だけで遊べる。
もう任天堂の据え置き機は携帯ゲーム機と同じレベルの性能になってしまったようだ。(そんなわけない)
家では液晶テレビにHDMI接続をしたクレードルにNintendo Switchをセット、Joy-Conというコントローラーは右左が分離できるようで専用のグリップに装着。これが家でのプレイスタイル。
ユーザーは特に気にすること無くクレードルに抜き差しするだけで、据え置き型と携帯型のスイッチができる。
携帯ゲーム機の形ではJoy-ConをNintendo Switchに左右にセット。もしくはスタンドで立ててJoy-Conの右と左を友達とシェアして対戦プレイも可能なようです。
正直なことを言うと『すごい発想』。他社は高グラフィックに舵を切っている為に据え置き機と携帯ゲーム機をスイッチするということは無いでしょうから、1台で両方できるのは任天堂だけだと思われる。
このギミックはすごい心惹かれる。
ライトユーザーは戸惑い
戸惑いというのでしょうかね、まず第一に我々みたいなガジェット好きが心惹かれる端末は一般受けが悪い。
そもそも今までの任天堂のゲーム機ではあり得ない事ばかりである。
解像度は未発表ですがフルHD液晶では無いと思います。販売価格を抑えるのには少々高価ですからね。
さらに今回はNVIDIA Tegraプロセッサを搭載することがNVIDIAが発表。搭載されるプロセッサは多分「NVIDIA Tegra X1」だと思います。既に同プロセッサ搭載のものが発売されていますが、テレビに繋ぐセット・トップ・ボックスが239ドルし、それに液晶などを加味すると349ドルから399ドルになる気がします。
【NVIDIA公式ブログ】NVIDIA Technology Powers New Home Gaming System, Nintendo Switch
そして一番ありえないのが、このニンテンドースイッチの要となるJoy-Conの取り外し。
別になんてことないではないかと思うでしょうが、任天堂がやるということに疑問しか浮かばない。
子供に踏んでも投げられても、初代ゲームボーイに至っては湾岸戦争に持っていき焼け爛れても動くものが博物館で展示されており、海外では左5分の1が燃えた3DSが元気に動作している画像がアルほど、とにかくタフな作りを作りをしていました。
しかし今回はどうでしょう。
壊れそうな欠点部分が多くあるように思えます。成人男性の人差し指ほどの厚さなのでスマートフォンよりは丈夫そうですが、今まで液晶パネルの縁がこんなに狭かったことがない。カメラも入っていなさそうですからね
サイズもPSPやPS Vitaよりも大きそうで、あの大きさだから売れなかっただろう感もあるところに真っ向で挑んできた形になった。
価格・サイズ・強度どれをとっても小学生を対象ではなさそう。親がこれを複数台買えるかどうかっていうのも微妙。
ゲーマーはソフト次第
任天堂はゲーマーを相手にすることがあまりないのでライトユーザー向けソフトが豊富でしたが、今回ガジェット好きがまず飛び込みそうな端末であり、一般ユーザーは少々戸惑い、やはりゲーマーはスペックにこだわる。
NVIDIA Tegraプロセッサですからね、動画ではきれいなゲーム画像が出てたりしましたが、流石にあのまま出てくることも無いと思います。
PS VitaがCortex-A9でiPhone4SやNVIDIA Tegra 2あたりでした、ニンテンドースイッチは2世代進んだCortex-A57設計のNVIDIA Tegra X1がベースでしょうからiPhone 6相当でしょう。さすがに今年のモデルなどから搭載のCortex-A72ではない。
ということはテレビに繋げられる携帯ゲーム機であり、据え置き機ではない。
スペックはお察しというところです。